③ トラブル
雪道の走行では、普段は予想もできないトラブルが起きます。
10.レスキューは直ぐに来られない 積雪地帯以外で雪が降った場合、ロードサービス到着まで時間がかかることがあります。ガス欠、飲み物対策は事前に考慮しておきましょう。また排気管(マフラー)まで雪が積もるような大雪の場合は、車内で待機していて一酸化炭素中毒になってしまうことがあります。排気管の周りの雪を取り除くなど、待機中の二次災害を防ぐよう注意しましょう。
11.雪で視界を奪われる クルマのフード、ルーフに雪が積もっている場合は、そのまま発進してはいけません。 走行中にフードの雪がフロントウィンドウに被ってしまう、ブレーキをかけたときにルーフに積もった雪がフロントウィンドウに落ちてくるなど、視界が奪われることがあるからです。クルマに積もった雪を落とすには、スノーブラシ(雪かき棒)を使用すると便利です。ルーフの高いクルマでも雪を効率よく落とせます。
12.クルマの凍結
クルマは、ウィンドウ、ワイパー、ウォッシャー液、ドアモール、鍵穴、パーキングブレーキ、軽油など多くの部品が凍結します。ワイパーの凍結を防ぐには駐車時にワイパーを立てておきます。凍ったウィンドウを急いで融かそうとしてウィンドウにお湯をかけてしまうと最悪割れてしまうので絶対にやめましょう。
ウィンドウウォッシャー液は、凍結対策として濃度を高くしておくと良いでしょう。軽油は温度が下がると凍結します。そうなるとエンジンが始動できません。そのため寒冷地の軽油は凍結しにくくなっていますが、東京などでは入手が困難なため、ディーゼルエンジンのクルマは気をつけてください。
13.スタッドレスタイヤは劣化する 古いスタッドレスタイヤを使っている人は注意してください。スタッドレスタイヤは一般的に3~5シーズンは使えますが、ゴムの劣化による硬化、タイヤのトレッド摩耗により、雪道や凍結路で性能を発揮できないため、タイヤの状態やタイヤの溝の使用限界を事前にチェックしておきましょう。
(補足) 大雪時は緊急措置として全車両チェーン装着規制がありましたが、行政指導で罰則はありませんでした。しかし、国土交通省は平成30年12月14日、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和35年総理府・建設省令第3号)の一部を改正し、新たなチェーン規制を公布、施行しました。 この規制は、「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識を新設し、大雪時はチェーン装着車のみ通行可能とするものです。大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪があるときに実施され、スタッドレスタイヤを装着している車にもチェーンが必要になります。未装着の場合は6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられることもあります。